慈愛園の特徴の一つとして、創立当初から脈々と引き継がれてきた地域社会との交流があります。創立者のモード・パウラスが目指してきたことは、社会の中で困難を抱えた人々の権利と尊厳を取り戻すことでした。それは、地域社会の中でこそ実現できなければ意味をなさないことです。現在もその目標は変わりません。特に砂取校区社会福祉協議会や各種団体、PTA活動の支援を慈愛園は全力で支えておりますし、多くの職員を現在も派遣をしています。

​ 慈愛園の子どもたちも地域社会の優しい眼差しの中で健やかに育まれるべきです。地域社会との豊かな交流は子どもたちの社会性、知識や感性の向上に繋がっています。

 

​ 地域との関わりについて、いくつか紹介します。

シルバー独身者ひなまつり

1988(昭和63)に校区社会福祉協議会と共催で始まった「シルバー独身者ひなまつり」は、平成28年で30周年を迎えました。砂取校区の独居の高齢者の皆さん、民生委員さんや町内会長さんたち慈愛園の子どもたちとの交流を目的に開催されてきました。子どもたちの出し物のほか講話による学びの場と職員手作りの昼食でおもてなしをしています。子どもたちは、歌やおどりを披露し、表現力や自信を高めるといった相乗効果も期待しています。

秋には、校区社協と民生委員児童委員協議会主催で「ふれあい昼食会」もあり、乳児ホームと子供ホームで支援しています。

平成2年
第3回砂取校区シルバー独身者ひなまつり

シルバーおせち宅配便は1994(平成6)年から始まり、校区の独居高齢者の元におせち料理を届けています。

シルバーおせち宅配便

​ほっとネット砂取

昭和62年にパウラスホームにデイサービスセンターが設立されたことを機に現在の「ほっとネット砂取」の前身の校区のネットワーク「地域福祉連絡会」が設立されました。平成14年に校区内に子どもへの虐待の事案が発生したことをきっかけに、子どもの見守りと虐待予防を目標に加え、平成16年に「ほっとネット砂取」を立ち上げ、3か月に1回校区関係者が集まり情報交換や学びを深めながら、赤ちゃんから高齢者までの支援ネットワークとして発展しています。

青少年健全育成協議会行事への参加

江津湖歩いとランド

熊本市民のオアシスである晩秋の江津湖の自然を満喫しながら、歴史や文化に触れ、ゲームを通して世代間交流も実現しています。慈愛園の子どもたちも初回から参加しています。また、青少協には役員としても関わりを持っています。

アウトドアチャレンジ

青少協では保護者向けに講演会を長年行ってきましたが、3年前から砂取小の子どもと保護者が交流を深めるための体験型の企画としてリニューアルしました。会場として慈愛園の運動場を活用し、当園の子どもたちも多く参加しています。今年は、火起こし器を使って火起こし、飯盒でお米を炊きました。これまでアルミ缶や竹を使った炊飯、あわせてナタやナイフの使い方なども学びました。子ども保護者のみならず地域からも多くの方々が参加をされています。

​最後に…

慈愛園は地元消防団との協力関係が親密です。現在、慈愛園法人全体で10名の消防団員を派遣しています。消防署より消防団協力事業所として認定を受けております。子どもたちの防災意識を高めるために校区総合防災訓練への参加を行っています。員と一緒に行うおせち配り、シルバーひな祭りなど、地域との関わりは多くあります。また、年間を通して子どもたちのためにイベントへの招待や園へ訪問して下さる方も多くいらっしゃいます。今後、活動に関しては、随時ブログへアップロードしていく予定です。お時間がありましたら、ブログページも覗いてみて下さい。